野球に未来はあるのか?!

野球に未来はあるのか?!

2023年10月16日

WBC(ワールド・ベースボール・クラシック)を制した野球日本代表の姿はまだ記憶に新しいですね。優勝へと貢献したメジャーリーグで活躍する大谷翔平の姿もケガをして試合に出場していないにもかかわらず、連日報道されています。夏の甲子園では、「エンジョイ・ベースボール」を掲げた慶應義塾が107年ぶりに日本一と、野球界は大盛り上がりのように見えますが・・・。

未来の日本野球を支えるであろう、少年野球の人口が減少を続け、もう歯止めがかからない状況に陥っているのは皆さんご存知ですか?

2009年には全国で18万0058人いた学童野球選手数が、昨年は11万0756人と38.5%も減少しているんです。少子化が一つの要因なのは間違いないですが、2009年の小学生(6~11歳)人口は749万人、2022年は615万人なので17.9%の減少にすぎません。野球競技人口の方が倍以上の速いペースで減少していることになります。2048年には、軟式野球人口が2万3575人まで減少するという推計まででているのです。(スポーツ庁がまとめた中体連競技別加盟人数より)

『昭和さながらの少年野球の世界は、今の時代に逆行しているというのが正直な感想』

共働きが当たり前の時代、休日を返上して野球チームの手伝いをする家庭ももう多くありません。

そして、子どもの運動能力にも昔との違いが明らかに。

小学校で毎年行われる「体力・運動能力調査」ですが、11歳男子の記録を見ると1971年には35.40m飛ばしていたソフトボール投げ、2019年には26.65mと年々下降していっているのが分かります。

国民的スポーツとして国際大会でも大きく盛り上がる「野球」。近い将来日本ではマイナー競技となっているかもしれないです。

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